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シリコーン

シリコーン配合品の製品は、耐熱性・撥水性・潤滑性があります。
例えば、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤に含まれていることがあります。
ダメージもすぐにサラサラ、ツヤツヤに。
でもこれは、使い始めだけ…
次第にガサつき・ギラつき、ウエット時のきしみが起こります。
さらに、シリコーンは皮膜性があるので、髪の毛がコーティングされ、カラーが染まりづらさや、ムラの原因、パーマのかかり具合が変わるなど、影響が出てきます。
髪の毛だけでなく、頭皮表面にシリコーンが密着したりもします。
シリコーンが頭皮表面に付着すると、次第に髪の毛は萎えていき、薄毛や脱毛の原因にもなります。
シリコーンは、頭皮の皮脂で浮いてはきます。
皮脂は、シャンプーをしても3時間程度で浮いてくるので、その際にシリコーンも一緒に浮くわけです。
ただし、そこでまた、シリコーン入りのシャンプーを使ってしまうと、浮いてきたものに、フタをするような状態になってしまいます。
そういったことから、日常からシリコーンの無いシャンプー剤などを、お使いいただくことを、オススメいたします。
一般的なシリコーン系合成ポリマーとしては、ジメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、コポリマー、シメチコン、ジフェニルジメチコン、ジメチコンコポリールなどがあります。
これらが配合されているシャンプーやトリートメント、スタイリング剤を使いつづけていると、シリコーンの弊害が出てくるおそれがあります。
フクルルでは、シリコーンによる、カラーやパーマをする時の影響を出来るだけ無くすため、各施術の前に、前処理としてシリコーンリムーバーというものをさせていただく場合があります。
シリコーンリムーバーとは…
シリコーンは簡単に言うと油です。
例えばメイク落としの考え方は、油性の汚れは油性で落とすですが、髪の毛についたシリコーン(油)も同様に、油で落とすという考え方をします。
そこで、シリコーンリムーバーというものがあります。
効率よくシリコーンを乳化して、髪の毛から除去する薬剤です。
この薬剤に含まれる油分は、シリコーンのような弊害はなく、なおかつケラチンやコラーゲンといった、複合たんぱく質(毛髪に含まれる成分の一種)も含まれているので、カラーやパーマ前のトリートメントとしての効果もあります。
シリコーンを落としつつ、トリートメント(前処理トリートメント)をすることができます。
尚、カラーやパーマ前にシリコーンリムーバーを行う際は、出来るだけ、スムーズに施術が出来るよう心がけておりますが、通常のカラーやパーマの工程にかかるお時間の他、シリコーンリムーバーの施術にかかる多少のお時間とお席の移動もありますので、ご了承ください。
詳しく、シリコーンリムーバーの工程をお知りになりたい方へ…
(1) シャンプー台で髪の毛を全体的に濡らします。(シリコーンリムーバーがよくなじむようにするため)
(2) シリコーンリムーバーを全体的に塗布します。(塗布はセット面やシャンプー台でカラーの塗布のように行います)
(3) 塗布した薬剤をなじませます。(目の細かいコームでとかし、シリコーンを削ぎ落としつつ、トリートメント成分を髪1本1本になじませる)
(4) 塗布したシリコーンリムーバーをシャンプー台にて洗い流します。(シリコーンを洗い流しつつトリートメント成分は残ります)
(5) セット面にて、カラーやパーマの工程に入ります。(尚、カラーの場合は髪の毛を乾かしてから行います。)
以上のような流れで、フクルルでは施術させていただいております。